町淳二MD,FACS

順天堂大学医学部卒

アメリカ外科学会認定外科専門医

ハワイ大学医学部教授


Aloha、医学生の皆さん:

2017年の念頭に当たり、医学生の皆さん

ENJOY Medical education !

医学教育と卒後臨床研修が「医師の予後」を決定する、と言っても過言ではないかもしれません。その間に何をどのように学んだか、しかも今後は未来の医療を見据えて学んだかが重要です。

この時期の勉強は、一学年毎に楽しく、学習を肌で感じ、興味が増し、経験したこと(特に失敗・苦労・難題など)が一生身につき、あとで振り返ると一生忘れられない、医師としても最高の時期のひとつであって欲しいです。この教育過程を医師としての人生にどう活かすかの白黒は、医学生の時に始まっています。医学生時代・研修医時代をどう過ごすか、それは皆さん次第です。

急速な医療の変遷を顧みると、今後の医療者は常にActive Learnerで前進しないと患者に責任を持った医療を提供出来なくなります。そしてその変革改善する医療にCatch-upするには正確な医療情報を適時修得しないといけません。それはほぼ間違いなくEnglishでの情報です。従って将来を担う皆さんにとって、Englishでの情報修得・発信、English communicationはMUSTとなります。

医学生時代からそして研修医時代には、忙しさ辛さに流されず、常に患者さんへの思い、臨床現場での問題意識をもち、Passiveに教わるのではなくActive Learnerに成長して下さい。コツは、病歴・身体所見、問題解決、臨床推理、自ら学ぶこと、さらには後輩を教えること、これらをEnjoyすることです。楽しければActiveになり、楽しければ継続します。そしてこれは、医師として一生続けるべきことです。

皆さんにはEnglish修得を手段として、Active Learner → Passionate Teacher → Compassionate Caring Physician へ成長されること、大きな夢を描いて人生をすごされることを願います。

Active learnerであって欲しい、他のために尽して欲しい、高い夢を持って欲しい、などを込めて、

Your prognosis as a physician is largely determined by what and how you have learned during medical student and initial residency training.

Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. The important thing is to keep moving forward.

Live as if you won’t wake up tomorrow. Dream as if you will live forever.

以上を2017年の念頭に当たり、医学生、特にHMEPに参加あるいは興味のある皆さんに贈ります。

2017年1月1日

町 淳二 Junji Machi

ハワイ大学医学部・外科・国際医療医学オフィス

JrSr創立者